夜光に口付け たくまたんかわいいよね。/夜行性ニワトリ行進曲で何か書きたい 忍者ブログ
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こんばんわ。

何もかも詰まったときは、自分の欲望に従って何か、すごくおちのないものを書くのが一番だよね!!!!

ということで、あまりに私得なSSっていうか、何してんだこいつ琢磨たん傷付けたいだけだろ、というSSを置いていきますね!!!

いつもより変態的なのでよろしくお願いします。
具体的に言えば、モブ(使用人)琢磨で座敷牢でちょっとショタで無理やりですね本当にごめんなさい。


拍手、ありがとうございます。
すごく弱音を吐いた?記事にも拍手を下さる方、メッセージを下さる方がいて、すごくうれしかったです。返事はまた改めて。


明日から2泊3日で合宿に行ってきます。
それから帰ってきたら、溜まってしまったレポートをやりつつ、今度こそ長編をうpしていければいいなぁと思っています。
後期はあまり授業を取らないので、夏休みよりむしろ、大学始まってからのほうがSSを書くかもしれません(笑)

原作が迷子・・・・・・本当にすみません。







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(no subject / no suffer)

この肢体が死体となるまで嬲り犯すことになったら。
私はその空想(というにはいささか夢がない)に体を震わせ、唇の隙間から獣のような息を漏らした。私の体は火であぶったように熱いのに、ここの空気はひんやりとしたままだ。戸の外においてきた蝋燭がちらちらと揺れ、私の下で私の欲望を哀れにも挿入されている彼の顔に、体に、存在に、格子状の影を落とす。顔の影を舌で丁寧になぞる。ぴくりと彼の体がはねた。
こもった空気は、まだ温まらない。

彼が士官学校に行って二年目の冬、一時帰宅した彼を祖母は厳格に出迎えた。僅かに、一教科だけ点を落とした彼をがんとして叱り、この家の未来を背負うものとしての宿命を滔々と説いた後、罰としてあそこで反省しろと、彼の祖母は庭に視線を向けた。そこにあるのは大きな蔵である。中に何があるのか、使用人として雇われたばかりの私は、知る由もなかった。祖母は桐箪笥から黒い鍵の束を取り出すと、彼の手を引き蔵へ行ってしまった。
しばらくして、家の掃除をしていた私のところに一人の女中がやってきて、そっと耳打ちした。
「これを、琢磨さんのところに持っていって頂戴」
女中はぐいと私におぼんを押し付けてきた。その上には握り飯と温め直した味噌汁が載っている。私は彼が祖母と共に蔵の中へ入っていく様子と、ちらと見えた彼の無表情を思い出した。
「あの人も別に悪い人ではないのだけどね。少し、厳しすぎるところがあるから」
蔵にいるのですね、と確認すると女中はうなずき、よろしくと優しい微笑を浮かべて仕事に戻っていった。思えば、あの女中の好意を私は全て台無しにしたことになる。そこで、私は、彼を。
嗚呼。
冬の、ガラスのような空気に澄んだ空。雲が少なく、月があたりを照らしていた。私は庭を横切って、蔵にたどり着いた。重い扉を申し訳程度に叩いて、ゆっくりと開く。
蔵の中は暗かった。私は女中に教えてもらった通り、入って扉のすぐ右隣にあるろうそくに火をともした。一段と冷えた空気が私の素肌を刺す。ろうそくのあった壁近くには古いものがいくつか置かれている。倉庫のようなものだろうか、彼はどこにいるのだろうとおぼんに視線を落とし、蔵の中全体を観察しようと、私は顔をあげて、そして、見た。
格子。
蔵の中には明らかなガラクタや古物に混じって、座敷牢があった。
そしてその中に、彼はいた。
彼は座敷牢の中でじっとしていた。高いところにとられた明り取りの窓から月光が差し、彼の姿を浮かび上がらせていた。彼の白い肌に月の光はよく似合った。ますます白く染められたその横顔に私は一瞬、我を忘れた。いつも背筋を伸ばして正論を述べる彼が、座敷牢の中にいるその光景は、私の心の奥の部分を刺激した。背徳感のような、快楽に似た痺れが体の輪郭をなぞっていく。
私は何でも知るあの女中の言ったままに従い、ろうそくの近くにかけてあった鍵で牢の扉を開け、おぼんを片手に中へ入った。そこでようやく彼は私の存在に気づき、その美しい瞳を普段より丸くすると、少し困ったように私を見つめた。
「食事です」
見ればわかるというのに、私はわざわざそう言った。
彼の前に皿を並べていく。はじめ、彼は黙ってそれらを見つめていたが、私が口元に微笑を浮かべると、ゆっくり、遠慮がちに手をつけた。
月明かりが彼を照らす。彼の首に、月光が。見えない粒子が。正しすぎる彼の存在が、ここに。
私は、何かに当てられたように瞬間、動けなくなり、それから真っ白になった頭の言うことを聞いて、彼の手首をつかんだ。彼の手からお椀が落ち、あたりに味噌汁をこぼしてころころと転がった。彼の服が濡れた。
私は彼の体を思い切り引き寄せて、彼に戸惑いすら訪れる前に自らの唇を押し付けた。嗚呼、月光が私の頭を白く染める。そして彼の肌を白く染める。感覚がどこかへ消えていくのをゆっくり認識しながら、私は彼の唇を割って舌の先をその歯に触れさせた。蔵の中は、座敷牢の中は異常に静かである。私の鼓膜に届くのは、私と彼の唾液が混じる音と、私が彼の服に触れる音だけである。強張るまだ未熟な体を、私は指先だけで犯すような気持ちで、なぞり、まさぐり、弄び、最終的に畳の上に押し倒した。空気が冷たいのは、温度のせいだけではあるまい。
彼は私を、じっと、見つめていた。薄暗いせいで彼の瞳の中の感情が、読み取れない。ただ闇が、私の周りにあるような薄い闇が、そこにあるだけだ。
言葉は出なかった。
彼を見下ろしてなお、私の頭は月光に侵食されていた。
私はこの冷え冷えとした空気と自分の体の熱を中和させようと、彼の体に手を触れた。しばらくここにいた彼の体はほどよく冷たく、私の指の先の熱を溶かした。
格子の向こうの世界は、死んだように思えた。




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満足。
私、モブに感情移入しすぎじゃないですか?w
本当にYAOI!な文章でごめんなさい。
喘ぎ声とか直接な表現なしに、エロを書けるようになりたいなと思います。むしろそれしかできそうにないのだけど。


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